2016年12月12日月曜日

神宮12時間で取り組んでみること

小学生の頃、「予習復習をしなさい。」という大人が一人もいなかったことが、今更ながら考えて何かをしようとする大人にならない原因なのかもなーと思うようになってきた41歳の12月。

何かと考えてやらないと同じ失敗の繰り返しになっていくのは何でだろう?と常々思うのですが、それはきっと見るということだったり、読み返すということだったり、それが足りないのかなぁと最近は思うようになり... 要はインプットとアウトプットの繰り返しが足りないのではないかと思ったりして...

神宮の季節になりました。
と言っても普通のランナーでさえ
「神宮?なにそれ?」
というぐらいマイナーな大会で...
多少知っているランナーでも
「リレー部門はないの?」なんてことを思われたりして、皆で仲良く... そういうのとは全く違う個人の競技なんですけど、だからこそ連帯感を感じることのできるかけがえのない空間だったしります。

気持ちが盛り上がるのはランナーの中でも最上級の変人たちだけの楽しみであったりして...
そういう閉鎖的な感じもすごく心を踊らせる要因の一つだったりします。

12月17~18日にかけて24時間走り続ける人がメインのお祭りです。
一周が1326m。
ハムスターのようにくるくる回ることに何ら意味もなく、止めたいときには何時でもやめられるのにやめる人が殆どいない、ひたすら24時間走り続けるという何とも無常感たっぷりな大会なのですが、その何も報われない、いつ終わるかも分からない、果てしなく続く絶望感のなか、ひっそりと自分の心のなかでその報われない何かに対してどうにか意味を見つけ出す... そんな作業がすごく楽しいと思える人だけのお祀りだったりして...そういうのって何だか本当に人生を楽しめてるなって感じたりします。

24時間出たかったんですけど、今回は12時間。
17時からスタートし、翌早朝05時に終わります。
時間をみてもわかる通り、12時間走は陽の目をみません。
JUA日本ウルトラランナーズ協会主催の大会ですが、24時間走と50キロに関しては、IUA国際ウルトラランナーズの主催する国際大会の代表を決めるレースだったりしますが、12時間走はそういうのはなくただ12時間走るだけになります。これもまた脇役で陽の目をみないあたり私にぴったりな大会だったりします。

その間の時間なら何キロでも走れるという... 走ったもの勝ちのお得感満載。

もうこの歳では意気込みまでは言う元気もないですけど、決めごとぐらいは走る前と走ったあとに読み返してみると、何かの意味が見つけ出せやすくなるような気がします。

【今回のポイント】
1-呼吸
2-分割の変更
3-結果より今に集中
という感じです。
なんだか禅的な、瞑想的な、ニュアンスが漂っていますが、まさにその通りで、修行で功徳を積み重ねる、そんなイメージです。

以下そのポイントの解説になるのでどんどん長くなるとともに面白くなくなっていきます(笑)

【1-呼吸】
これは呼吸筋を鍛えるということではなく、いまもっている機能のなかで最大限に力を発揮するにはどうすれば良いかということになります。

※上がった心拍数を呼吸のリズムと深さで調整することであり、カオス化した頭の中を整理する効果を期待します。

具体的にはマインドフルネスの思考法を活用します。

A-集中瞑想
B-観察瞑想
C-マイクロバースト
が上げられます。

【A】集中瞑想
呼吸をカウントしたりして、カオス化した頭の中を整理する効果を期待します。
疲れたとかもうやめたいとかこんなもんでしょう?みたいな感情で溢れてしまったとき呼吸に集中することでそのもの自体を忘れるという効果を期待します。
ネガティブな感情が軽いときに使います。

【B】観察瞑想
ネガティブなカオス化した頭の中をあえて言語化することで、客観視して発想を変える効果を期待します。
【A】の場合対処療法なのでやるのは簡単ですが、根本的な解決にはならないため、より深くネガティブな感情がでてきたときに使います。
例えばやめたくなったとき、「やめたい」と言うことでそのこと自体を客観的にみてみて、やめないという発想にシフトしていくことを期待します。

私がよくやるのはウルトラの最後の坂で上るのが嫌でやめたくなるとき...
「いつ終わるんだぁ!」と叫びます(笑)
そうして後ろを振り返ったとき誰かがいたら、しめたもの。
恥ずかしい、みられたと思う反面、やっぱり止まったらダメだよなーと発想を転換してます。
無意識なのか同じようなことをしてるランナーも一人... (笑)

【C】マイクロバースト
これはイチローも取り入れている方法で...
脳は短時間で緊張をぐっと高めてから一気に弛緩させるとその落差が大きければ大きいほど集中力が高まるもいうもの。
イチローは遠くをみて、近くをみて、グレープフルーツの匂いを嗅いでます。
このグレープフルーツも取り入れます(笑)

走ることでやるなら、例えば30分ごとに短時間のダッシュをすることで集中力アップ狙います。
今回の神宮では90分ごとに区切ろうと思ってるので、うまいタイミングでウインドスプリント的に入れてみようかと。
90分で2回200mダッシュを入れるか、1回200mのダッシュを入れるか真面目に検討してます。

【2-分割の変更】
元々5キロ単位でどんなレースでも走っていてしっくりきてはいるのですが、ちょっとしたきっかけで分割の区切りを変更しても良いのでは?と考えるようになりました。
それは後日まとめるとして、今回は時間走なので90分で分割しようかと思ってます。

12時間走は...
720分なので、90分を8回走ります。8回は少し多い気もしますが、サプリのことを考えて90分。

間に休みを入れないで、切り替えられればそのまま走り続けても良いし、5分休んでも20分休んでも良いことにします。
まぁ、実際は気持ちも戦う気持ちになっているので、そんなに休むということはありませんが、言い訳をできる余裕があったほうが、私は頑張れるので笑

【3-結果より今に集中】
これは一番禅的な発想になりますが、私には最重要項目になります。
お坊さんよりもお坊さんらしくなってしまっているかも知れませんが... 笑

一歩一歩の集積がマラソンのゴールに繋がっていたり、今この瞬間の頑張りがPB 更新することになったりして、今を疎かにしても良いことはないという発想です。
前半ゆっくり余裕をもって、後半あげるとよく言われますが、これは結局はそれなりのものしか得られることはなかった経験が多かったから懐疑的になっています。
前半の5キロも後半の5キロも等しく平等であるという考え方なので、どちらも疎かにしたくはないです。
だからといって前半突っ込むということでもなく、ギリギリのラインを探りながら走るという、とても原始的な行動がすごくしっくりきます。
戦略通りの身体に変化させていくということにも繋がっていたりします。

結局は、今の頑張りの積が結果でしかなく、結果を求めても今の頑張りがなければ結果は得られず。

... 分かりにくい笑

結論は取り合えず頑張るということです。
これをメインのレースにしている訳ではなく、できれば有酸素能力の開発のためのきっかけになれば良いという感じの参戦です。

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