2017年2月28日火曜日

吉田香織と目力

【逃げ水の向こうへ】

というコラムが1年間連載されていました。
たつのてつろうというノンフィクション作家です。
トレイルランニングにハマってるひとですね。

タイトルの意味は、アスファルトの向こうにゆらめく水は、追いかけても、追いかけても、捕まえることはできない。
まして、その向こうにいくことはかなわない。
レースにゴールはあるが、走る人生にフィニッシュラインはない。
だから、私たちは走り続けるのかもしれない。

という主旨のことで、このアスファルトの向こうにある水は幻覚です。
ロングトレイルをやっているときに、眠さや疲労やなんだか混ざり合って、幻覚がみえていることを話したときに、こういう話題になってつけた題というかテーマみたいです。

今回最終回だったのですが、2015年のさいたま国際マラソンの吉田香織さんのことが書いてありました。

これはすごく共感できて、マラソンランナーの心理状態は目に表れるというもの。

弱気になったり、心が折れたりすると、目が不安そうに揺れるそうです。

これはよくわかります。
諦めると目が死ぬんです。
どうでもよくなると目に力がなくなるんです。
私なんか100kのときとかフルのときとかしょっちゅう心がけ折れまくりでした。

でも折れれば折れるほど強くなるというか。

そしてヤル気のでてくる大会になると突然スイッチが入り、自分でも目つきが変わってるのがわかるようになりました。
私はこの目つきになると集中できてるって判断してるんですが、睨んでるかも知れないです 笑

以下最低限の抜粋です。

31kすぎ吉田選手はついていけない。目が不安そうに見開かれ、戸惑っているようだ。この段階で落ちたペースを戻すのは至難の業だ。追いつくのは無理だろう。

だが先ほどの不安そうな表情は消えていた。「彼女は諦めていない」。そんな期待をさせる躍動感のあるフォームを取り戻していた。

彼女のマラソン人生には紆余曲折があった。不運にも見舞われ、一時は走れない苦しみを味わった。実業団から身を引き、市民ランナーとして練習を積み重ね、やっとの思いで、この場に戻ってきたのだろう。

沿道や反対車線を走る市民ランナーかれ声援を受ける度に、「コクッ」と何度も頷く。どん底から這い上がってきたランナーだからこそ、声援に頷けるのだ。

その声援を受けて、心を切らす事が許せなかったのだと思う。失礼な言い方だが、雑草のようなたくましさは、勇気をあたえてくれる。

日本人1位で、そして全体では2位でゴールした吉田さんは、普通の穏やかな目に戻っていた。

これは文字にされて初めて気づいたことでした。
確かに目つきは変わると行動も変わる気がします。

楽しいから笑うのか
笑うから楽しいのか

という理屈と同じで、

心が折れていないランナーは、目が生きている
ならば、
目が生きていれば、心は折れない。

変な理屈かも知れませんが、逆もまた真なりという言葉もあるように、目の力を気にしてみても良い気がしました。

すごく良いコラムでした。
最終回だなんて…
もう一度図書館に行って、全コピーだな 笑

2017年2月26日日曜日

スピードの回復

【川内優輝インタビュー】

引き続き先日購入したランニング雑誌のもう1つの気になっていた特集。

ランニング本とか買うよりも実はこういう生のインタビューのほうが楽しいことが多い気がします。

ホッとした記事が1つ。
隠岐の島のウルトラを走ってるのは以前から知っていましたが、練習で100kなどの超ロングを取り入れてるのは、初耳でした。

この考え方はすごく共感持てて、ホッとしました。
超ロングを走る意味をしっかりと掴んでいて、参考にしてるのは、瀬古さんとか宗兄弟とかで、85kや135kは練習で走りこんでるのは当たり前の世代でした。

勿論弟がウルトラにのめり込んでいるのも刺激になっているようでした。

ただこの特集をみて、機があるというか、タイミングがあるという感じは受けました。
勝手な解釈なので、載ってる訳ではないですが。

元々川内選手はスピード練習をしないと言ってます。レースがスピード練習になってるのもあるんでしょうけど、基本的には週一の1kの疾走はかなり大事にしているようでした。

必ずペース走のあとに1kを全力プラス10秒程度の設定で、走っているそうです。
たかが週一ですが、これでも体はスピードを忘れないそうです。

そして大会前に600mを数本やるだけで、スピードが回復してくると言っていました。

スピードが回復するという考えは全然浮かびませんでした。
超ロングをやって持久力が優位になっていても、この習慣をやることでスピードが回復するそうです。

ひとによってやり方も違うと思いますけど、私にはすごく参考になりました。
叩くと調子が上がってくる傾向にあるので。

ウルトラやってスピードがつかないというよりは、持久力が優位になっていて、フルやハーフの季節になれば、それを回復させる術を自分なりに作っておく必要があるんだなぁと。

フルの季節に、ウルトラの季節、ウルトラの中でもフルに対応できる何かが必要で、それをないアタマで考えるのはすごく楽しくなってきます。

スタミナというもなのか筋持久力というものなのかこの区別がわかりかけそうな気も。

距離踏みながらラウンドして、刺激を与えるのが実戦的な気が…。
こういうの読むといろいろ考えが進んで、新しいアイデアや取り組みが増えていくから不思議です。

2017年2月25日土曜日

記録更新の最終カード!ペース走かビルドアップ走か

【ペース走かビルドアップ走か】

記録更新の最終カード。
あなたに合うのはどっち?

ペース走かビルドアップ走か

という見出しに惹かれて久しぶりにランニング雑誌を購入しました。

特に記録を狙ってるわけではないのですが、身体能力の向上を肌で感じるとやっぱり嬉しいもので、ランニングに対するヤル気も出てきます。

そして、走るという行為が日常になってきているので、練習法についても気になってくるものです。

ビルドアップ、ビルドアップとよく言われますが、ペース走、ペース走とはあまり言われていないような気がします。

どうしてもビルドアップのほうが優位な練習法という気がしてしまうのですが、実際はペース走から枝分かれしているのがビルドアップ走という認識のようです。

どちらも一長一短があり、固執して取り組んでも身体が負荷に慣れてしまって、身体能力の向上はなかなか見込めなくなるようです。

マラソンである以上一定のペースで押していくのが必要になるので、ペース走が土台になるべきものらしいです。

ペース走には様々なやり方があり、目的に応じて、取り入れるのが良さそうです。

1番の注意点は目標タイムからペースを決めるというはナンセンスだということらしいです。
3時間を、4時間を切らないといけないから、このペースでやるべき…というのはナンセンスなようです。

私は感覚でこのぐらいの走り方でいこうと決めてますが、これはボルグスケールというものを参考にしているからで、ペース走の考え方としてはこれは合っているようです。
大会もそうなのはどうなんでしょう。それは不明でした 笑

ただペース走ばかりやっているとペースの変化に対応できないという問題が出てくるようです。

これはすごくよく分かります。
ラストの切り替えが全くできなくなりました。

ペースの変化というのは、誰かと競争しようとか、あのランナーについていこうとかそういうのではなくて、アップダウンや折り返し、給水などでのペース変化のことを指しているようです。

思わぬ変化があると体力が削られるという理由なんでしょうけど、思っている以上に人間の身体は強い反面弱いとも感じるので、極微量な、1キロあたり2〜3秒でも身体は何かしらの変化をしていると考えたほうが良さそうです。

抑える強さを身につけるのもペース走みたいです。

フィジカル強化。
そういう意味合いが強いのが、ペース走よりビルドアップ走にあるようです。

ビルドアップで知らなかったことは以下のようなことでした。

私は基本的に皇居でしかやらないので、アップダウンがあります。これはビルドアップに不向きらしいです。
なので自然と…

①階段型
これになっているようです。5k毎に変化させる走り方。

1番効果があるのが
②直線型
らしいです。よく考えるとこれは難しく、滑らかであればあるほど効果が高いそうです。
例えば1000m毎に1秒上げるとか。

なのでビルドアップ走は平坦な所でやったほうが良いらしく、出来ればトラックらしいです。

そしてロングのビルドアップ走は
③中間ペースを長くするということらしいです。
マフェトン理論に似てます。
30kのロング走ならば、5kはゆっくり入って、20kはレースペースかそれより少し遅い感じ、ラスト5kは更に上げて終わる。

あとは変化走。
これはビルドアップ中に一旦ペースを下げる局面があり、また上げるという 走り方です。
下げるというのは実践的な感じはします。

ビルドアップ走の弱点は、そればかりやると大会の時にも自然とだんだんペースアップしてしまって、知らないうちにオーバーペースになっているということらしいです。

うーん。
分かりすぎるくらいわかる 笑

あとはペース走は一人ずつ設定が違うので、集団には向いてない走り方のようですが、ビルドアップ走は集団に向いているそうです。
理由は途中で遅れてもビルドアップになっているということと、今回何mまでついていけたから、次は何mと目標も決めやすいからだそうです。

なかなか奥が深いです。

私は1匹狼な所を好むので、ペース走重視で、たまにビルドアップ。
極たまに集団でビルドアップが良さそうです。

そして私の足りないと思う所は…

恐らく

スピード持久力。

この練習は全くと言って良いほどやってこなかったです。昔はたまにやってましたけど。

あとはスタミナなのか、筋持久力なのか、という所です。

スタミナと筋持久力を別にして考えてるようなのはなぜでしょう。

そうするとまずは、ミドルペース走が必要なようです。

これは12〜16kぐらいをややキツいペースで走るというもの。
それにロング走をオンしていく感じがメインの練習に。

そして月1か2ぐらいで、ハイペース走。これはマラソンを主眼におくと、インターバルより効果は高いそうです。
インターバルより長くて苦しいですけど 笑

LSDについても書いてありましたが、私のランニング習慣からはあまり必要そうではなく、やっぱりそれよりロング走っぽかったです。

ペース走にしろビルドアップ走にしろレースペースを経験している必要があるようで、私に1番足りないものでした。

レース後半で大腿がキツくなるのですが、ビルドアップ走を数回取り入れてみたら、同じような大腿のキツさを感じました。

やっぱりここら辺のビルドアップないし、ミドルのペース走が足りてないから、粘れない、上げられない、という感じなのかも知れません。

レースペースに慣れることで、筋持久力の強化ということでしょうか。
言い方変えると大腿の反復力アップの練習でしょうか。
やっぱりスタミナは別?

結論はやっぱり身体をブラすということになるようです。
短いのか長いのか速いのか遅いのか、さまざまです。
それを考えると、ビルドアップ走はオールインワン的な練習法で、お得度高いかなぁと。

気分は来季に照準合わせてます。
メリハリとリカバリーとフィジカルと仕事にプライペート。
やる事盛りだくさんの40代になって良かったー(T ^ T)

2017年2月24日金曜日

青梅下りの気持ち…私にはすごく大切な感情なのかも

ふと思い出したんですけど、青梅のコース。折り返し15kだと勘違いしてたんですけど、14.2kぐらいで折り返しだったんですね。
終わって3日ぐらいして気付きました。

気づいていない、知らないって、恐いなと同じように、強いなと感じました。←自分で言うな 笑

折り返しで1時間ちょっとオーバーしてました。ちょっとかかったなっていう感じでした。残り800mで15kなので、サブ3ペースでも3分程度。
折り返しの減速を考えて、3分で考えてみると、1時間3分前後ぐらいで15k地点に到着してます。

この時点で自分ではわかってないです。
おや?…とは思いましたけど、60分以内で帰ることに集中、集中って感じでした。

フィニッシュして1時間59分ってことは、帰りは56分でイーブンなんですね。
実際は1分あったので、55分で帰ってきてました。

15k走った後の、下り基調とは言え上りもある15k。
60分あると思ってたのと、下りはめちゃくちゃ得意なんだよっていう気持ちのほうが強かったです。

辛いとかキツいとかアタマを過っても、今の頑張りとは関係ない。
辛い、キツいからといって、今集中して頑張らない理由にはならない。
と完全に割り切っていました。

これはマイケル・チャンが錦織に最初に教え込んでいたもので、それを真似してるのですが、あれは確か『フォールトになるからといって、追いかけない理由にはならない』という感じのことでした。

理由はあって、そこで届かなくても追いかけることで相手にプレッシャーを与えているそうです。もっとギリギリを攻めないと、とか。

その小さな頑張りの集積が結果に繋がる…という主旨のことでした。

同じように考える努力をしてました。間に合わないからといって、今の一歩をいい加減に走る理由にはならないって…笑
アホですねーw

でもやってる時は至って真剣。
そのために周りの環境は全く気にしないで、その一歩だけに集中…という感じでした。
誰の参考にもなりませんが、私の参考にはなるようです。

ここら辺はすごく大切な感情だったんだと勝手に思ってます。

改めて、気持ちというか、意識というか、思考というか、精神的なものが自分に及ぼす影響って計り知れなくて、1番重要な気がするなぁ。

どうやったら速くあの人みたいに走れるかなんて説明できないけど、こういえ気持ちの持ち方は、変えられるし、真似できるから、こっち側の興味が相変わらず続いてます。

心理?なんですかね。
メンタル論…宗教っぽい?
オカルト?かも知れません 笑

2017年2月23日木曜日

反復力なのかな

ケイデンスが185
ストライドが135
だと5kを20分で走れる。
これを40k維持できれば、余裕をもってサブエガできる。

ストライドは身長に対して、135÷162=83%ぐらい。

神野大地は身長165。
初めて調べてみましたけど、殆ど変わらないんですね。

青梅、神野は93分。
私は、119分。

人間ケイデンスなんてそんなに変わるものではないんだし、神野はアベレージ190ぐらい?

昨日の練習会で神野のストライドは170ぐらいだって言ってたのを思い出しました。

神野は身長に対して
170÷165=100.3%

どういうことだろう。

ケイデンスのこと自体よく分からないので、ポラールのサイトで見てみたら、ケイデンスとオーバーストライド、ケガについては密接な関係があるようです。

私はオーバーストライドなのが昨日分かったのですが、神野もストライド大きいのに、もしかしたらオーバーストライドにならないのかも知れません。

オーバーストライドは着地の時に身体の横のラインよりも前にあることを指している感じでした。
かなり前なのかも知れないですけど。

腕振りの推進力で脚のパワーに、ストライドについていってるってことなのかなぁ。
上半身の扱い方うまくならないといけないのかも知れません。

スクワットで何となくわかった気がするのは、私は実は身体の使い方が下手なのではないかということでした。

ピッチを上げるか
ストライドを伸ばすか

これが速さを決める要素みたいですけど、

ピッチを維持し続ける能力とか
ストライドを維持し続ける能力とか

そういう要素は書いてあるものがないのはなんでだろう。

例えば185のピッチで30kいけてその後12.195kは160のピッチに落ちるよりも、最後まで185でいければ速いし、

130センチのストライドを30k維持できて残り12.195kは110センチに落ちるよりも、最後まで130センチでいけたほうが 速いのに、

なんでそういうこと言及してるものがないんだろう。
見つけてないだけかも知れませんが。

こうやっていろいろな要素がありそうだと、速さというのは、特に長距離のものは説明できないから面白いのかも知れないです。
フォームとか効率だけじゃない気もするし。

こうやって数字を比べてみると面白いのですが、私はやっぱり感覚派というか走ってることに没頭してる瞬間がどうにも好きでその結果、数字が出てきて、いろいろ考えるという行為が好きなのかも知れないです。

正解不正解あんまり関係なく。
取り入れる取り入れない関係なく。

ある一定のスピードを手に入れたら、その動きを目標としている距離まで反復し続けられるか、というのがマラソンのような気がしてきました。
そうすると練習内容も変わっていく気がするんですけど。

2017年2月22日水曜日

キツい状況をどうやって続けていけるか

意識することってすごく大切なことなんじゃないかと思い始めました。

最初から積極的にいこう、いこうと思ってる時は、結構うまくいったりして。
逆に冷静にいこう、いこうと思ってる時は、結構グダグダになったり、微妙な感じになったりして。

後半キツいときに諦めてしまったら、どんどん状況が悪くなってきたり、逆にキツくてもどうすれば続けられるか考えて行動すると、そのまますんなりとうまくいけたりして。

間に合わないと思って諦めてしまうのか、間に合わないと思っても1つずつの積み重ねに一生懸命になれると、意外に間に合ったりして。

最初から苦手だと思っていると、最後まで苦手だったり、得意だと思っていると、最後まで得意だったり。

やり過ぎとやらな過ぎのバランスをうまく取らないといけない気がしますけど、無理やりにでもポジティブに考えたり、自分を鼓舞したり、そういう習慣づけが一番大切なのかも知れないと、ふと思った1日でした。

精神論とか根性論ではないんですけど、プラスにもっていく考え方って、物事を好転させる理由だったりするのではなかろうか。

だから練習ではそういう練習を繰り返していく必要がある気がします。
ストレスのかかる嫌な気持ちのままどれだけ長く続けられるか、嫌な気持ちをパワーに変えられるか、そういう練習してるって断言してる人に会ったことが、そう言えばないなぁ。

どういうメニューをやったとかやらないとか、どのくらいのスピードで走ったとかばかりでなく、嫌な気持ちの練習をしてるか、してないか、どういう気持ちで乗り越えてるのか、そういう経験値ってすごく大切な気がしました。

ざっくり過ぎてよくわからんだろうなぁ 笑

2017年2月21日火曜日

心拍数を考えてみました。

なるほど。
空いた口が塞がりません。
感覚だけではなかなか難しいものがあるみたいです。

青梅マラソン終わって、そのとき起こったことを来年の自分の為にと、バカなことを考えてるなぁというのを振り返るためにBlogに残してみてから、お借りしているgarminのアプリでいろいろ見てみたら、心拍数が気になりました。

ave141。

思ったよりも低いなという印象でした。機械なので誤差も考えても、レースの心拍数にしては低い感じでした。

もやもやしてたり、気になることをほっておいても前に進む訳もなく…。

感覚で走るのが好きなのと感覚を信頼してる所もあるので、あまり計算してこなかったのですが、少し計算してみました。

私の年齢は41。

目標心拍数を計算してみると、220-41=179です。
それにターゲットの負荷を計算してみると、例えば持久力をつけるトレーニングは70〜85%になります。

仮に179×0.8=143です。
青梅30kはそれよりも低いので、私の青梅マラソンは実は、持久力をつける為のものであったようです。

レースをしていない…
これなんか聞き覚えがあります。

勝田の前、いやもっと前タニマリハーフの前にとあるランナーさんにこんなことを言いました。

「マラソンになってないのでは?」


……

いや、お恥ずかしい。
この心拍数からみると、私の方がレースをやってなかったじゃんか 笑
ほんと、すんませーん(T ^ T)
生意気いってしまって 笑

レースの負荷は85%以上。
トレーニングを積んでるランナーなら90%とかいっても大丈夫なような気がします。
究極的にアスリートになると95%はいってるのでしょうか。

179×0.85=152
179×0.9=161

昔読んだ本にフルは160程度とあったので、90%の力を出すのがレースなのではないかと、改めて反省してしまいました。
場合によっては180ぐらいで押してしまって、後半撃沈という話も聞きました。
180まで上げてはいけないというよりは、180の高負荷でもそれなりの長い距離は走れるということのほうが気になる話でした。

そこで最近拘らないといけないなと思い始めたのが、キロ4です。
長いとか短いとか関係なくキロ4に集中することです。

それを改めて見てみると、青梅では平均357でした。キロ4です。心拍数が141。アップダウン加味して精度も加味しても150ぐらいだと予想してるので、持久力をつける練習はキロ4で良いと判断できる気がします。

感覚と理論と数学と…
やはりキロ4の練習は1キロでも2キロでも毎日入れていきたいです。
殆どキロ4で走る練習をしていないのに、50を切れるわけもなく。
慣れてないと我慢できない気がします。

と、まぁ最もな感じで展開してみましたが、結局分析してしまうと走力自体がなかったものになってしまう気がするのは、私だけではないようです。

理屈で嵌めてしまうと何かが足りなくなる。レースではそういうものなのは、多分レースが生き物みたいなものだからだと最近感じるようになりました。

ただ練習は積み上げていくもの。
マラソンのタイムも築きあげていくもの。スピードがないなら築きあげていけば良いし、あるなら自分の目指す特定の持久力を築きあげていけば良いので、そこに集中ですね。

ちょうど持久力をつけるためにはキロ4が私には合ってそうなので、目標と合わさるのでラッキーでした。

2017年2月20日月曜日

20170219青梅マラソン30k


昨日は青梅マラソン走ってきました。少し風も気になりましたが、天気も良く気持ちよく走れました。
日差しが直接あたる部分も多いので、サングラスと帽子は必需品だと感じました。

道幅の関係上スタートは縦に長くなってました。
ナンバーカードが921だったので、最前列から7つ目のブロックからスタート。

河辺小学校で着替えたので、スタート地点に着くまでに意外に時間がかかりました。20分くらい?
トイレも行列がすごいので、現地入りは早めのほうが良いと思います。

11時30分スタートで、11時15分には整列を完了していなければならなくて、9時30分過ぎぐらいに河辺小学校に到着。
着替えてトイレ並んで終わったら10時45分になってしまったので、意外にギリギリの時間でした。

目標はキロ4の30k走ですが、アップダウンがあるので、ペース配分は考えずにいきました。
上りで415以内であれば後半楽なきがしてたので、うまく嵌って安心しました。
トータルでイーブンにするには下りが勝負みたいなコースです。

今回の目的は…
●キロ4になれる。
●3〜4%の脱水状態が本当にパフォーマンスを上げるのか確認する。その代わりウォーターローディングはしっかりとやる。
●集中力を作る。どんな状況であっても先を考えずに、今できることだけに集中する。

補足としてGPSウォッチはどういう感じなのか楽しんできました。

今回30kなので使用したものは、アスリチューンの赤をスタート前に、黒を15k辺りで1つずつ。ブドウ糖を18kで1つでした。

入りもジグザグに走ることにはなりましたが、端を利用すれば、スムーズに走ることはできました。

●キロ4で走る。
これは私にはスピード感を感じる速度になります。上りは415ぐらいならラッキー程度に考えていたらうまく嵌まりました。
後半は4分オーバーしてる分、できるだけたたみかける必要があるので、集中力を欠かさないような気持ちに持っていくのは難しかったです。

意識的にはハーフマラソンで押し通していくスピード。
キロ4ぐらいのスピードになってくると気持ちも乗ってきます。

後半は345〜350付近になってくるので、スピード感のせいかストレスが高まります。
18k地点で筋肉が鈍くなってきそうで諦めようとかアタマをよぎりますが、ブドウ糖が足りなくなってきてて、脳が勝手に運動をやめさせようとしてると判断して、マラソン自分史上初めてブドウ糖タブレットを投入。

即効性がかなりありました。
筋肉が鈍くなっているのも解消されたようで、筋肉痛と思っていたものが、運動停止のサインだったのではないかと改めて思います。
もしくは危機感感じて、ストレスで逃げたがっているか。
キロ4ぐらいの繰り返しは練習では必須だと改めて感じました。

30kの壁はじつは90分の壁なのではないかということを言ってる人もいるので、信憑性あるなぁと最近感じてます。今回は30kなので25k前後でストレスが増して嫌になるんじゃないかと予想。

18k以降、特に23kぐらいから我慢するということを意識的にやらないと身体が走るのを拒否してしまうようなコースでした。
止めれば楽なので。
要するに下りが長いんですね。精々5〜8kぐらいが身体に優しいと思います。なので、下りに飽きてきて集中力が続かない人はいつ終わるんだ?と感じたり、諦めてしまうコースなのかも知れません。
そこで苦しくてもそんなの関係ない!とかエンジンようやくかかってきたとか、負けそうな気持ちを盛り返すのに一生懸命になって、それが楽しくなってきます。

●3〜4%の脱水状態が本当にパフォーマンスを上げるのか?
ウォーターローディングはいろいろ試せました。
水のサプリにあるアミノ酸をプラスオンしました。
1週間前からエビアンメインで多めに摂取。
前日〜当日はポカリに変更。OS-1が最適だと思います。
コスト的にはエビアンのみでも十分にミネラルも取れるので良いような気もします。

ブドウ糖を前日から多めに摂取。

レース中はずっと3〜4%の脱水状態のほうが身体が軽くなり、給水は必要ない、30kは一気にいける、ウォーターローディングしたから身体には水分は十分にあると何度も言い聞かせて、走りました。

今まで過度に取りすぎてたみたいです。冬なので喉が渇いてるのと、喉が乾燥してるのを間違って感じてた気がしました。

実際は喉が渇いたかなと感じてからのほうが走りは好調でした。
念のため給水は2回。一口ずつ。20k近くと25kあたり?

15k過ぎ辺りで飲もうと思ってきたエイドで給水失敗。
いつもなら焦ってしまって、逆効果なのですが、今回は脱水気味のほうがパフォーマンスが上がるから心配するな、大丈夫と自分に言い聞かせて、前向きになる努力をしてみました。

何となく本当に飲みたくなった時に飲んだほうが身体に一気に染み渡る感じがして、効果的な気もしました。
科学的根拠は全くありません。

●集中力を作る。
これは前から取り組んでいることで、発想を転換するのと、自分を励ますことと、先を考えずに今できることに集中するということです。

ペースが遅くなっても焦ったり自分を責めたりせず、今できる最大努力のストライドやピッチを繰り返すことに専念。
疲れたとか長いとか終わらないとかキツイとかふと浮かんでしまう感情を一歩に集中して、忘れてしまうというか…笑

後半は時計は見なかったです。
今回は久しぶりにかなり集中しながら下ってたので、周りも引いてたかも知れません 笑

ラスト3kはとてつもなく楽しかったです。2時間を切るんだ!というギリギリのランナーの集まりで、力の見せ合い的な要素が高かったです。
だから痺れる感じでした。
我慢、我慢、我慢。
それしかなかったです。

余談ですが応援してる沿道の方の「○○時間そのままいけば切れるぞ」は、あてにしないほうが良いことが分かりました 笑

特に女子の2位3位のランナーと競り合って一気に抜き去ってきたのを必死に追いかけてきてたようで、ゴールしたあとたまたまいたので確認してみたら、ギリギリ切れました!とのことで、すごいなと。

その方にはラストすごい上げましたね。と言われて、ガーミン確認してしてみましたが、上げたのは少しでペースが変わってなかったので、そういうのが長距離には最大の武器になる気がしました。
ある特定のスピードの連続性を維持できる力をというか、そういうのを身につける練習がまず先にくるほうが良いしがしました。私ならキロ4を伸ばすみたいな…
適当ですけど 笑

1時間59分07秒
1時間59分36秒

ネットグロスともにギリギリセーフでした。
あぶねー 笑

改めてフルのキロ4って私には大変です。

でもよく考えると、最初は5k40分以上かかっていて、それが10kでキロ4突破できて、ハーフでキロ4突破できて、ようやく30kでも突破できる自信ができて…
少しずつ距離も伸びてきてるので、フルまであともう少し。
フルはこんなもんかって走りが定着してしまっているので、20kくらい我慢する気じゃないと突破できないのかも知れないです。

次の古河はなももは、頑張りすぎず頑張らなすぎず。後半ストレスかかってくる所はしっかり我慢しながらストレス味方につけて、壁突破と行きたいところですが、苦手意識あるコースなんですよね(^^;;

はなももは、10時スタートでフィニッシュ地点から2.5kぐらい離れたスーパー銭湯までジョグして、13時30分には、どぼん…というアフターをご用意して頂いたので頑張らないと〜

間に合うのかぁ 笑