2016年12月31日土曜日

2014古河はなももフルマラソン

【2014.03.16のレース】

久しぶりのアップです。仕事が忙しくて、面倒 くさくなってましたw その間もそこそこ走ってました。でも、仕事と 比例してなかなか走れなくなるのは、市民ラン ナーの辛いところ。

さて、古河はなももフルの部に参戦してきまし た。都心から60~90分で着くこともあり、第2 回の開催ですが人気の大会。 フラットコースはあまり走ったことがないの で、急遽エントリーしてみました。

「ふるかわ」だとずっと思っていたのですが、 じつは「こが」。危うく乗り過ごすところでし たw

会場まで駅から20分近くありますが、シャトル バスの充実さなど運営はすでに完成されている 感じで、ストレスなく会場に到着。 受け付けもスムーズでした。

この日を境に、春らしく気温も上昇。お昼には 18℃になりました。

さて、肝心のレースです。

激闘でした。 タイムはネットで、3:03'12"。目標のサブ3に またもや届かず。一言で悔しい。

スタートは10mぐらいの道幅。約1万人がぎっ しりと詰まります。 気分も高揚と抑制が混ざりあっている状態。 目標は、ネガティブスピリットで2時間55分で す。

ラップタイムは...

01~05→22'39" 入りの目標は22分なので、まずは上々。39秒 遅れですが、スタートの混雑を考えれば、挽回 できる範囲と抑えながらこのペースで。 05~10→21'59" 22分で通過。ペース配分もいい感じ。あと5km はこのペースでと、自分を抑制。 10~15→21'35" 少し不安が出てきました。思ったよりペースが 上がらない。15km までは22分予定ですが、こ の辺りで体が軽くなり、自然とペースが上がっ てしまって、抑えるのが大変だと思っていたの ですが、そうでもない。最初遅い方が、25km 以降爆発できると自分に言い聞かせて、抑え目 で。 15~20→21'22" ここからサブ3ペースに戻すところ。30km ま では21分15秒が目標です。少しピッチを上げ ます。思ったよりも上がらず。なんだろう。 20~25→21'11" 体がそろそろ軽くなるだろうと予想して、ペー スを維持しながら25km 通過。体感よりもペー スが全く上がりません。 25~30→21'19" またもや上がらず。ここから21分までペースを あげる予定ですが、よく見ると時計は2時間10 分。残り50分以内で12.195km を逆算してみま す。21分を2回で、40km 地点で42分。ゴール まで8分以内の計算。ヤバイの一言。2時間40 分のランナーでもラスト2.195km は8~9分かか ります。間に合わない。 30~35→21'23" ここからは激闘でした。さらにピッチをあげ る。これが良くなかったのだと思います。自然 とストライドが狭くなり、ピッチだけが上がる 状態。呼吸だけが苦しくなります。筋肉の活動 量も増えることになり、筋肉の疲労感も半端な い。無我夢中。サブ3達成できないのだけは、 嫌だ!その思いが空回りしてるのかピッチ数は 190を超えてました。 35~40→22'00" 呼吸だけは苦しい。間に合わないという危機 感。イライラだけが募ります。それでも筋肉は 動いています。ストライドが伸びてない分、タ イムは落ちる。ピッチをさらに上げ、ストライ ドは狭くなるという悪循環。レースが終わっ て、初めて気づくこの感じ。 ゴール→9'41" ピッチ数が激しいので、筋肉の疲労感が半端な い状態。それでも回りはぐいぐい抜けます。 3:03'12"で、ゴール。悔しさと不甲斐なさ一杯 のゴールでした。

ギアのチェンジが全くできないレースでした。 20~30km をゆっくり走ると、体が慣れてし まって、意識的にギアを変更しないとだらだら になるというお手本のレースでした。 ピッチとストライド、このバランスは本当に意 識しないと忘れてしまいます。

今回で4度目のサブ3チャレンジ失敗。

走り始めて、2年3ヶ月。サブ3目指して、1 年3ヶ月が経ちました。

3.30の佐倉朝日健康マラソン。これで達成でき なければ、来季に持ち越し。6ヶ月以上も遅れ ることになります。

レースが終わって2日経ちますが、モチベー ションはぐんぐん上がってきました。欲望だけ は人一倍ですw

余談ですが、古河のTシャツのデザインとメダ ルは良かった。

メダルがあるとは思わずに参戦したので、貰うと嬉しいものです。

2016年12月21日水曜日

神宮12時間走2016

※回顧録なので要点だけ知りたいかたは、最後に記載してるので一番下へ※

「週末の天気は大丈夫かな」
「雨が降るなら平日のうちに降って欲しいな」
などなど...

いつから週末の天気を気にするようになったんだろうって考えてみたら、走り始めて大会に出るようになってからだということに気づいた。

つくづくマラソンをやると自然には勝てないと思い知らされる。
週末は12時間走るんだけど、時間帯が夕方から深夜を経て早朝までになる。

冷たい時期なので雨だけは避けたいところ。
寒いのは苦手だ。

当日。
週の始めに雨が降り、前日は風が強かったけど当日は天候に恵まれた。
ただやっぱり深夜0時を過ぎるとぐっと寒さが増してきた。

防寒を用意してきてないけど、走ってれば体も温まるだろうと思っていたけど、そうはなかなかいかなかった。
給水で止まるたびに体の芯から冷えてしまって、体を温め直すことからスタートし続けないといけない。

時間走というのは普通のマラソンと違って難しいなという印象だ。
いろいろ目的をもって参加した大会だけど、目的はうまく達成できたと思う。

時間走は意外と見てる人も楽しいものなんだと改めて気づけた。
約1325m程度の周回を時間がくるまで走り続けるので、お目当てのランナーがいれば何度も何度もその頑張りを見ることができる。応援できる。

お目当てのランナーが思いの外頑張っていたり、周囲に比べて明らかに違うペースで走っていたりすると、なんだか心が踊らされる。

だから意外に飽きがこない。普通のマラソン大会はこうはいかず、見逃すと一回も見れないこともよくある。

今までは見る側だった。
地味な種目なんだけど、見てると心が震えるときもあるので、実際に参加してみた。

走る側にたってみたけど、また違う面白さがあった。
多くのランナーがぐるぐる回っているので、常に誰かを追いかけることができる。これは良いことだ。

普通のマラソン大会では独りになってしまうケースもすごくある。道間違ってないよなって感じるぐらい独りだ。
ウルトラではほぼ独りぼっちになるけど、フルマラソンでも私は独りぼっちになるケースも多い。

それを考えると常に前にランナーがいるって良いなって思う。
悪い点もある。
私の場合感覚で走るケースが多いから、周囲との差、前のランナーを抜いていくスピードというか、抜いていくスピードの差を意識して走るんだけど、全体的にペースが落ちてるとスピードの差を合わせてしまって、私も気づかないうちにペースを落としてることもある。
その時間が長ければ長いほど距離も伸びない。

GPS ウォッチにすれば良いんだけど、何となく人間の感覚を大切にしたいし、より原始的な感覚で走ることがものすごく楽しかったりするので、GPS ウォッチはつけないことにしてる。

時間走の走る側の楽しみとしては、レース感につきる。
ぐいぐい誰かを抜いていく面白さだ。
ほぼ全員を抜くことができる。

何でそうなるのかというと、メインの種目は24時間走で、私の参加したのは12時間走だからだ。

半分しか時間がないから、倍とまではいかないけど若干速めにレースを展開できる。

今年の神宮24はタレント揃いでどんな走りをするんだろうってワクワクしながら、競技に参加できた。
特にナンバーカードは名前入りなので、このランナーを抜けるのかぁと興奮しながら走ったりすることができる。

一度だけではなく何度も何度も抜けるのですごく刺激的な時間を過ごせた。

エイドで給水、給食をしてるとき、声をかけられたりした。
「明らかに別次元の走りをしてる」ってよく言われた笑

知ってるランナーもいるので追い抜きがてら声をかけた。
お互いの走りに刺激を受けながら走るために声をかけたりするんだけど、12時間と24時間ではペースが明らかに違うので、内心はプレッシャーかけてしまっていないかハラハラしてた。
疲れてどうしようもない時に声をかけられると、ものすごく不愉快に感じる時もあるので、ここだけの話、走りをみて知らないふりをするケースもあった。

それでも声をかけてくれたりされるとこちらも元気が出る。
時間走の良い所だ。

24時間のランナーはある時点になると突然亡霊のように朦朧としながら走ってる時があるんだと改めて分かった。
走る理由も考えず、ただ脚を前に運んでる感じだ。
壮絶な時間帯の一言。
でもまた復活してペースが戻ったりしてるので人間の体は不思議だ。

時期的な難しさもある。
ちょうどフルマラソンのシーズン真っ盛りだからだ。やっぱりまだフルマラソンに拘る所もあるので、やり過ぎるとフルマラソンに悪影響を及ぼす。
最悪故障に繋がってしまうと今季のフルマラソンは断念しないといけなくなると困る。

生意気かも知れないけど、ケガをしたら本末転倒な感じもするので、

『余力があってなお強い!』

というのを常に念頭において走っている。
社会人なので、余裕をもってそこそこ良い記録を楽しめれば十分だと思う。

今年は入賞を多くできた年なので、2016最後のレースは優勝で終われたら最高だったんだけど、あと18秒足らずで、2位になってしまった。

自分のルール上、90分を7回目に終えたとき、残り時間30分だったので、そのまま走り続ければ文句なく1位だったけど、一旦エイドで給水するというルールを破りたくなかったので、30分前に止まりました。
少し雑談を混ぜてたらいつのまにか抜かれてたようで... 笑

それでも最高順位で終われたのは来年に弾みがつく。

今年は最悪の故障→ケガからのスタートだった。いつもは年に2~3回故障してるけど、今年はそれっきり故障もしなく、神宮も12時間走りきれたことに感謝したい。

走ってる間、時間走は向いてないって思ったりもしたけど、改めて日数経ってみると、やっぱり面白いなって思えるようになった。

神宮を走る前から有酸素能力のアップが目的だった。ペース的にも有酸素能力がアップしやすいペースで、うまく走れたと思う。
このペースであと6時間は走れそう。残りは死ぬだろうな笑

フルマラソンのためのスタミナついたかなぁ笑

そして24時間やろうかなぁ笑

※神宮を走るまえに目標を決めて走ったけど、その分析というかフィードバックは自分だけのものなので、カギ付きで公開しないことにした。

【神宮12時間走総括】
●93周。123.184km 。総合2位。

●エイドで止まってた時間トータル1時間。

●実際走ってた時間11時間。

●平均ペース5'21"/km

●5'20"/km で休まず走れば135km でしたが、90分で1回休憩を挟むというルールを自分に課してたので、距離未達。

●エイドの滞在時間のトータルを減らすには走り続けること。止まらない。

●分割の延長できるように。給水なしでどのくらい走れるか。

●エイドでの滞在時間を減らさないならペースを上げる必要がある。

●4'53"/kmで11時間押し通せれば135km 。

●5'06"/km で11時間30分押せれば135km

●5'13"/kmで11時間45分押せれば135km

●要約するとウルトラは止まる時間を減らしてペースを落とせば距離が伸びる。記録がでる。

●動き続ける練習必須。

●ペース戦略をするならエイドの時間を考慮する必要がある。フルマラソンもそうだけど、ウルトラは思わぬ時間を経過する可能性があるため。

2016年12月16日金曜日

『かなたかける』を読んで。



『41のおじさんの読むものじゃない。』

なんて絵柄ですが、作者は元箱根ランナーで漫画家の高橋しんさんです。

箱根に住んでいる小学生たちの駅伝の話ですが、書店に三巻が置いてあったので購入しました。

読むと、意外にポイントついてくる。

箱根ランナーだったので意外ではないのですが、絵柄から見るとどうしても意外に思えてしまうのが不思議です。

気になったフレーズだけまとめてみました。

結構読んでると気持ちが盛り上がってくるので、大会前とか見ると効果あるようなきも。。。


小学生ですが、結構理屈っぽいやつも 


たまたまごぼう抜きの記録の話になったのですが、本当に強いチームにはごぼう抜きがないというかできないという真理も。


駅伝のルールでは、助力は認めないとありますが、実際はそんなことはできないという真理というか、駅伝の面白さを表してる気がしました。

『一緒に走る相手がいるってことが、選手には何よりの助力だから』

これごくまれに最近感じることができるようになった感情で、ガツガツと競争するのではなく、共に走って限界を超えていくみないな感情が生まれることがあります。私はそれを、共走してるって呼んでますが、その感覚にぴったりかなと。私の場合は、まだ実力がないので、共走が狂走となってしまって撃沈...なんてことも 笑


ここからが結構好きなシーンだったりします。

『...ピッチ走法で刻んでいかなねーと後半しんどいわ!』
『そうそう後半にためてたほうが利巧だって...』

これは昔よく考えてました。でも最近では変わってきて...走れば走るほど心境も180度変わってきたりするので、面白いです。


たいていこういう状態だったりします。
それを昔はうまく走れてるなんて思ってたりして...

『5キロもの長兆場。ビビッてみんな抑えてるだけだ』

これは小学生の5キロはやっぱり相当長いですが、フルマラソンとかに置き換えてみると気持ちが驚くほどわかります。
42.195キロいつ走っても長いです。後半落ちるのが怖くて抑えてしまうってこともよくありました。
だって、30キロ以降落ちるのが本当に怖くてしょうがいない時期がありました。


この主人公は(女の子)は、

『一緒にいこう...』

と期待感のほうが大きくなっていきます。これは真似できると強くなりそうだなーと。
そうなるように努力はしてるのですが、なかなか怖さを克服できないのが本音だったりします。
マラソンは後半の落ち込みがあればあるほど、その経験はトラウマみたいに心に残り続いたりします。


主人公と一緒に走っている小学生の気持ちはよく理解できます。

『やめてくれ!つけてしまう。速くないからきみについていけてしまうんだ。先を考えなければ』
『きみは怖くないのか!』

フルマラソンはこの気持ちとの戦いだったりします。
決して速くはないんですけど、このペースで42.195キロ走りきれるのか?という気持ちが湧いてきて心が揺れます。
たいていは抑えることに逃げてしまう。
自分で勝手にやらない理由を考えてしまうほうが楽だったりするからです。
ここは本当によくわかり、難しく、できないことのほうが多かったりします。


そして主人公は...

『怖くて...楽しみで 泣きそう』
『だから付き合って!』

...これ女の子に言われたら萌えそう 笑
主人公も怖いんです。それがすごいキーワードになります。
怖いんだけどその怖さを楽しもうとする姿勢がすごく共感もてます。

ここまでの展開はすごく好きになりました。
怖がらずに前にいけ!でも冷静に!見たいな感じはゾクゾクします。


ここら辺はもうそのまま読むだけで十分です。

陸上競技は
今日やって
明日結果が出るような
甘い世界じゃない。

長い時間をかけて
鍛えた
持久系
心肺系
筋力系
バランス系
メンタル...

そしてしかるべき機会。

すべてのものが見合うものとなったとき
初めて結果が出る。



どんな努力も時間も
圧倒的な
走る力という
存在の前には
あまりに小さい。


これをどう解釈するか?
楽しそうです。

才能の前に勝てるものはないととるか...
走る力をつけるために努力と時間を費やしているか?ととるか...

自分なりの回答を見つけるのは面白そうです。

因みに私は、才能よりも努力の要素が大きいほうが強くなる秘訣だと思ってます。











2016年12月12日月曜日

神宮12時間で取り組んでみること

小学生の頃、「予習復習をしなさい。」という大人が一人もいなかったことが、今更ながら考えて何かをしようとする大人にならない原因なのかもなーと思うようになってきた41歳の12月。

何かと考えてやらないと同じ失敗の繰り返しになっていくのは何でだろう?と常々思うのですが、それはきっと見るということだったり、読み返すということだったり、それが足りないのかなぁと最近は思うようになり... 要はインプットとアウトプットの繰り返しが足りないのではないかと思ったりして...

神宮の季節になりました。
と言っても普通のランナーでさえ
「神宮?なにそれ?」
というぐらいマイナーな大会で...
多少知っているランナーでも
「リレー部門はないの?」なんてことを思われたりして、皆で仲良く... そういうのとは全く違う個人の競技なんですけど、だからこそ連帯感を感じることのできるかけがえのない空間だったしります。

気持ちが盛り上がるのはランナーの中でも最上級の変人たちだけの楽しみであったりして...
そういう閉鎖的な感じもすごく心を踊らせる要因の一つだったりします。

12月17~18日にかけて24時間走り続ける人がメインのお祭りです。
一周が1326m。
ハムスターのようにくるくる回ることに何ら意味もなく、止めたいときには何時でもやめられるのにやめる人が殆どいない、ひたすら24時間走り続けるという何とも無常感たっぷりな大会なのですが、その何も報われない、いつ終わるかも分からない、果てしなく続く絶望感のなか、ひっそりと自分の心のなかでその報われない何かに対してどうにか意味を見つけ出す... そんな作業がすごく楽しいと思える人だけのお祀りだったりして...そういうのって何だか本当に人生を楽しめてるなって感じたりします。

24時間出たかったんですけど、今回は12時間。
17時からスタートし、翌早朝05時に終わります。
時間をみてもわかる通り、12時間走は陽の目をみません。
JUA日本ウルトラランナーズ協会主催の大会ですが、24時間走と50キロに関しては、IUA国際ウルトラランナーズの主催する国際大会の代表を決めるレースだったりしますが、12時間走はそういうのはなくただ12時間走るだけになります。これもまた脇役で陽の目をみないあたり私にぴったりな大会だったりします。

その間の時間なら何キロでも走れるという... 走ったもの勝ちのお得感満載。

もうこの歳では意気込みまでは言う元気もないですけど、決めごとぐらいは走る前と走ったあとに読み返してみると、何かの意味が見つけ出せやすくなるような気がします。

【今回のポイント】
1-呼吸
2-分割の変更
3-結果より今に集中
という感じです。
なんだか禅的な、瞑想的な、ニュアンスが漂っていますが、まさにその通りで、修行で功徳を積み重ねる、そんなイメージです。

以下そのポイントの解説になるのでどんどん長くなるとともに面白くなくなっていきます(笑)

【1-呼吸】
これは呼吸筋を鍛えるということではなく、いまもっている機能のなかで最大限に力を発揮するにはどうすれば良いかということになります。

※上がった心拍数を呼吸のリズムと深さで調整することであり、カオス化した頭の中を整理する効果を期待します。

具体的にはマインドフルネスの思考法を活用します。

A-集中瞑想
B-観察瞑想
C-マイクロバースト
が上げられます。

【A】集中瞑想
呼吸をカウントしたりして、カオス化した頭の中を整理する効果を期待します。
疲れたとかもうやめたいとかこんなもんでしょう?みたいな感情で溢れてしまったとき呼吸に集中することでそのもの自体を忘れるという効果を期待します。
ネガティブな感情が軽いときに使います。

【B】観察瞑想
ネガティブなカオス化した頭の中をあえて言語化することで、客観視して発想を変える効果を期待します。
【A】の場合対処療法なのでやるのは簡単ですが、根本的な解決にはならないため、より深くネガティブな感情がでてきたときに使います。
例えばやめたくなったとき、「やめたい」と言うことでそのこと自体を客観的にみてみて、やめないという発想にシフトしていくことを期待します。

私がよくやるのはウルトラの最後の坂で上るのが嫌でやめたくなるとき...
「いつ終わるんだぁ!」と叫びます(笑)
そうして後ろを振り返ったとき誰かがいたら、しめたもの。
恥ずかしい、みられたと思う反面、やっぱり止まったらダメだよなーと発想を転換してます。
無意識なのか同じようなことをしてるランナーも一人... (笑)

【C】マイクロバースト
これはイチローも取り入れている方法で...
脳は短時間で緊張をぐっと高めてから一気に弛緩させるとその落差が大きければ大きいほど集中力が高まるもいうもの。
イチローは遠くをみて、近くをみて、グレープフルーツの匂いを嗅いでます。
このグレープフルーツも取り入れます(笑)

走ることでやるなら、例えば30分ごとに短時間のダッシュをすることで集中力アップ狙います。
今回の神宮では90分ごとに区切ろうと思ってるので、うまいタイミングでウインドスプリント的に入れてみようかと。
90分で2回200mダッシュを入れるか、1回200mのダッシュを入れるか真面目に検討してます。

【2-分割の変更】
元々5キロ単位でどんなレースでも走っていてしっくりきてはいるのですが、ちょっとしたきっかけで分割の区切りを変更しても良いのでは?と考えるようになりました。
それは後日まとめるとして、今回は時間走なので90分で分割しようかと思ってます。

12時間走は...
720分なので、90分を8回走ります。8回は少し多い気もしますが、サプリのことを考えて90分。

間に休みを入れないで、切り替えられればそのまま走り続けても良いし、5分休んでも20分休んでも良いことにします。
まぁ、実際は気持ちも戦う気持ちになっているので、そんなに休むということはありませんが、言い訳をできる余裕があったほうが、私は頑張れるので笑

【3-結果より今に集中】
これは一番禅的な発想になりますが、私には最重要項目になります。
お坊さんよりもお坊さんらしくなってしまっているかも知れませんが... 笑

一歩一歩の集積がマラソンのゴールに繋がっていたり、今この瞬間の頑張りがPB 更新することになったりして、今を疎かにしても良いことはないという発想です。
前半ゆっくり余裕をもって、後半あげるとよく言われますが、これは結局はそれなりのものしか得られることはなかった経験が多かったから懐疑的になっています。
前半の5キロも後半の5キロも等しく平等であるという考え方なので、どちらも疎かにしたくはないです。
だからといって前半突っ込むということでもなく、ギリギリのラインを探りながら走るという、とても原始的な行動がすごくしっくりきます。
戦略通りの身体に変化させていくということにも繋がっていたりします。

結局は、今の頑張りの積が結果でしかなく、結果を求めても今の頑張りがなければ結果は得られず。

... 分かりにくい笑

結論は取り合えず頑張るということです。
これをメインのレースにしている訳ではなく、できれば有酸素能力の開発のためのきっかけになれば良いという感じの参戦です。

2016年12月10日土曜日

呼吸と肺について

昨日はウルトラプロジェクトの練習会。
神宮外苑を7周。
420から330きるぐらいまで上げ。
全体的に余裕をもたせるために呼吸に集中。

自分のタイミングは、吐ききる→二度吸うことだと判明。
走りながら吐ききるというのはなかなか難しく、しっかりと吐ききると勝手に吸うことができるのでスピードが上がっても楽な状態を維持できた。

吐ききるが弱いとき肺に空気が貯まった状態に更に空気が入ってくるので、苦しくなる感じだった。

吸うことばかりに意識がいくとどんどん苦しくなるので、吐くことに集中すれば良いと実感できる練習になって良かった。

吐ききるためには、肺をできるだけ萎ませる必要があって、呼気の後半には腹筋が、特に腹横筋が必要。

肺の収縮を感じながら走れたけど、姿勢がよくないと肺の収縮がイマイチで。

そうなってくると重要なのは、腹横筋と脊椎起立筋になりそう。

余談ですが、昨日も小野塚さんからサプリを購入。内容は秘密ですが何やら良さげ。
お酒もほどほどに飲むので重宝しそうなサプリも。

練習終わって、小野塚さんから「スピードある」というお言葉を。素直に嬉しい。自分より走力の上の人と同じような練習を繰り返せば少しは近づけるかな。

さらりと新澤さんから、神宮は「130キロね」と... 笑
参加人数も少ないから優勝候補に上がれると年末の締めランとしては最高かなw

~以下参考~
※肺の機能は運動しても向上しないのは、肋骨に囲まれていて動きに限界があるのと、肺胞が血液に酸素を送る量は運動しても変化はないとのこと。
そのため肺を動かす筋力の向上で取り込める酸素の量を増やすことが、心肺機能の向上のトレーニングの目標のひとつになる。

※人間は生きようとすればするほど苦しくなる動物で、吸うことに意識がいくと苦しくなって、吐くことに集中すれば苦しさは格段に減る。

2016年5月9日月曜日

2016.04チャレンジ富士五湖100km

刺激的な一日だった。
ウルトラを走り始めて一番キツく、一番楽しい時間だった。
100キロのベストは、昨年の丹後の8時間29分。
できればキロ5の8時間20分が目標だ。
事前情報で、ひとによっては野辺山よりもキツイという噂もあったので難しいかも。

結果は8時間07分34秒と、22分ぐらい短縮できた。
走る前から調子は良かった。
調子は2月末から徐々に上がってきていたので、4月はピークに近い感じ。
それでも練習では、30キロ以上走らないので、距離に不安はあった。
スタミナはついてるのかどうか、そこが勝負どころになる。

グループトライアルというのもやっていて、予想以上に力のあるランナーが集まってきたので、入賞はするだろうと漠然と思っていた。
グループトライアルのチームは急造チームでお会いしたことのないランナーばかり。
どんな人たちかすごく楽しみにしていた。
スタート前にお会いできたのは4名。
とても気さくで自信のあるランナーばかりですごく良い刺激をうけた。

スタートラインに立つとウルトラならではの楽しさがこみあげてくる。
フルマラソンと違って、100キロになると緊張感が薄れる気がする。

【~10キロ】
スタートから山中湖までは下り基調。
もちろん上りもある。
急ではないけど数は多いなぁという感じ。
山中湖出る前に信号で信号待ち。
これはウルトラではよくあることなので、気にしてもしょうがない。
ここでチームのメンバーの一人と遭遇。
時間ぎりぎりで来てるランナーなのでかなり後ろからスタートのはずなのにもう追いつかれてしまった。
焦らず、ペース維持で。
入りの8キロまでは身体が馴染むまでキツイと感じる。
それがちょっと多いかなと感じていたので、調子悪いのかなと。
メンバーのランナーとしばし話しながら走っていたら、そのランナーもこのコースはキツイなと言っていたので、逆に安心した。
8キロすぎあたりから調子も上がってきて、ペースを速めるというか速くなる。
事前情報で富士五湖は50キロまでは飛ばしていったほうがよさそうなので、怖がらずぐいぐいいく。
信号をギリギリ抜けれて、メンバーと離れる。

【~20キロ】
山中湖いくまでにすごく走りにくいなと感じていた。
118キロは30分前にスタートするんだけと10キロあたりでは後続に追いついてたので、渋滞の中を走ることに。
山中湖もすごく走りにくかった。
途中でまたメンバーの一人と遭遇。
思ったよりも早く追いついた。
ここで多分ペースは速いんだろうと感じていたけど、時間をみると妥協して緩くしてしまうので、気にせず前進。
富士山目当てでエントリーしたけど、あいにく頭のほうは雲に隠れていた。
晴天ではないから、助かったというのもある。

【~30キロ】
ここら辺は距離の感覚があいまい。
山中湖すぎたあたりで、FBのお友達に追いついた。
彼女は118キロに参加。
入賞の常連さんだ。
初めてお会いするのが走ってる最中なんてランナーっぽい。
このとき楽に坂を上れていたので、楽そうに思われていたらラッキーみたいな感じ。
高低図ではここら辺は、上りがキツイと予想してけどまだ序盤なので、楽に上れた。

【~40キロ】
元々富士五湖は湖の周りを楽しく走るセレブのウルトラってイメージだったけど、湖から湖へ移動するのは裏道っぽいので坂ばかりだなぁと。
前回の丹後ではだいたい3時間15分かからないぐらいで通過してたので、今回は40キロで3時間ぴったりぐらい。
速いというより走力上がってると勝手に自己暗示。
ここら辺は路面がすごく走りにくかった。
確かここら辺で71キロに参加している能城さんに抜かれた。
一瞬、『お!すげー』なんて思ったけど、そう思ったら負け。
気持ちがすでに負けてると思い直す。

【~50キロ】
ここら辺からずいぶんきつくなってた。
走りながら脚、特にお尻とハムあたりの筋肉痛が酷い。
走りながら筋肉痛になるってことは脚が全然できてないんだなぁと。
後で聞いた話だと100キロは、走りながら筋肉痛になるのが当たり前みたい。
でもこのときは、こんなにあったかなぁと。多分疲れが出て気持ちが揺らいでる状態だったのかも。

【~60キロ】
100キロではよく経験するんだけど、脚が復活してきた。
少しずつ気持ちを、心拍数が上がるのは身体が喜んでいるからだとか、筋肉痛があるのは筋肉が喜んでるからだからもっと喜ばせないと、とか色々考えてた。

【~70キロ】
ここらへんになると上りとか下りとか関係なく、調子が上向きに。
チームメイトとすれ違い。
すれ違うとパワーもらえるなぁと思っていたら、すぐ前にいるよ!って教えてもらった。
ナンバーも見えないぐらいの距離だったけど、多分前のランナーがそうなんだろうなと。
ようやくチームメイトの一人が前に見えてくる。
走力は私より全然上。
追いつくのはどうかな?上り坂だし、と思っていたら、一気に背中が大きく見えてきた。
上り切ったところで、FBのお友達の女性ランナーとばったり。
いきなり目の前にいたので、びっくりしてしまった。
挨拶でけして、心の中で頑張ってるなぁ、もう一度頑張ろうと力も出てきた。
『お疲れ様です』と声をかけて、大きなエイドで追いつく。
追いついてから守りに入ったかもしれない。

【~80キロ】
ガックリ落ち込んできた。
気持ちはよい感じなんだけど、ペースが伸びない。
ストライドが小さくなったのか、路面が走りにくいのか、リズムがおかしくなる。
それでも後ろにぴったりチームメイトがついているのを感じる。
いつもは疲れているとき
『ついてくるなよ!』って思うけど今日は違った。
なんだかすごく楽しい。
一緒に引っ張り合ってもっと前に行こう!という感じ。
競争してるのではなく、協力してるのでもなく、共調して走ってるというか、共に走っているという感じ。
共走してるなぁと。
こういう気持ちの時によいタイムが生まれるんだろうなとふと感じながら走ってた。
後で聞いた話では、傍から見た感じでは、フォームの乱れもなく、淡々とペースを刻んでいるように見えたらしい。
心も身体もかなりきつかったけど、自分で思ってるほど悪くはなかったみたい。

【~90キロ】
行けるところまで行くという気持ちでペースも挽回できたきた。
8時間切れるか切れないかというところ。
フラットなら。
残り10キロ51分でいけたら切れる。
と、思ったのもつかの間そこまですごい上りじゃないのに全然上れない。
で、無理だと思ってしまった。
何が理由なのかわからないけど、全く上れない坂がある。
それがこの最後の坂。
傾斜がきつくても上れる坂は上れるのに、上れない坂は上れない。
そういう坂があるので断念。

【~100キロ】
もう上りがキツイキツイ。
全然上れない。
途中距離表示を見逃してしまったので、『いつ終わるんだ!』って、大声出してしまった。
最後の坂を上りきる直前。
118キロの参加していた原さんに抜かれる。
『あともう少し、がんばれ!』って声をかけてもらった。
捨て違いで、本物の原さんだ、っ一瞬ミーハーな気分に。
いかん、いかん。また気持ちで負けてるってすぐに思い直した。
最後の給水で頭を冷やし、身体はボロボロで上りは上れない状態だったけど下りは違うぞと言わんばかりに、原さんの背中を追いかける。
抜いてやるぞ!っていう気持ち。
なんだよ。やればできるじゃん、おれ。
結局その気になれば脚は回るんだよ。
そしてラストは、飛び切りの笑顔と飛び切りのスピードでゴールした。
あともう少しで原さんに追いつけた自分の弱さに期待。



2016年4月6日水曜日

いわきF →佐倉Fまでの練習とマラソンシーズンまとめ2015

2/14→いわきサンシャインマラソン2:57'05"
2/15→休養
2/16→休養
2/17→15キロうち5キロeasyペース
2/18→10キロBU
2/19→休養
2/20→休養
2/21→30キロeasyペース
2/22→休養
2/23→15キロBU
2/24→18キロトレイルBU
2/25→10キロinterval
2/26→休養
2/27→15キロうち5キロeasyペース
2/28→27キロトレイルBU
2/29→休養

3/1→休養
3/2→30キロeasyペース
3/3→休養
3/4→10キロinterval
3/5→休養
3/6→15キロうち5キロeasyペース
3/7→30キロeasyペース
3/8→休養
3/9→15キロBU
3/10→10キロinterval
3/11→27キロトレイルBU
3/12→休養
3/13→15キロうち5キロeasyペース
3/14→20キロマラソンペース
3/15→休養
3/16→18キロトレイルBU
3/17→10キロBU
3/18→7キロinterval
3/19→休養
3/20→15キロうち5キロeasyペース
3/21→18キロトレイルBU
3/22→休養
3/23→10キロBU
3/24→6キロレペ
3/25→15キロうち5キロTT
3/26→休養
3/27→休養
3/28→佐倉フル2:50'36"

1日休みズレた(笑)
過去最高に練習できたと思ったけど3週間だけだった(笑)
土台作りメインの練習になってるのは良さそう。
色々課題もあるので少しずつ変化させていきたい。

今季のフルは
2:55
2:50
2:50
2:57
2:50
と5戦全部サブ3達成できた。
去年の今ごろはどうしても3時間切れなくてずっと悔しい想いをしていた。
3時間03分以内が12回。
長かった。すごく。
サブ3になって半年ぐらいだけど2:50の壁に立ちはだかってる。
12回も悔しい想いをしてきたけどまたしそうな感じもするからここでしっかりと取り組んでもう1つ成長したい。

300以内でサブ3とか考えて質を重視とか思ってたけど、もっともっと高い目標までいきたいから距離や質に拘らず、取り組んでいきたいのが2016のフルシーズンの課題にしたい。
まだまだ目標まで全然足りてない。

2016年4月4日月曜日

佐倉朝日健康マラソン2016.03

一番確信のある、それでいて一番不安要素のある精神状態。
それが佐倉朝日健康マラソンだった。

この1ヶ月、正確には3週間の練習は過去最高に良かった。
不安要素は12月、1月と故障で走れなくて、2月のいわきサンシャインマラソンを走ってから調子が上がってきたことだ。
練習の積める期間としてはどうなんだろう?という気持ちがあった。

それでも走る前からベストは出せるだろうなぁという漠然とした精神状態だった。
自信と冷静さがごちゃ混ぜになっている状態。
こういう時はしっかりとマラソンを走れる。

結果は2時間50分36秒(2:50'31")。
僅か15秒程度だけど自己ベストだった。

走る前は5キロで19分台を4本出さないと50は切れないと思っていた。
走り始めると20分台で良いかなぁと、後で挽回するから今はこのままでいいやとかそんなことをよく考えていた。
この気持ちの持ちようが冷静さが悪く出てしまった所なんだと後で振り替えって思った。
メンタルブロック。
それに尽きる。

もっとひたむきに走ることに没頭しないといけない。
19分30秒で走れたときすごく楽だなぁと感じてたのにも関わらず、もう少し落としても問題ないなんて考えてしまった。

19分台が出たら行けるとこまで行ってみよう、大丈夫、大丈夫。俺は、大丈夫と言い聞かせることができなかった。

ハーフ過ぎてからよし、行くぞ!
そういう気持ちになった。
19分台も軽く出せたんだけど、25キロ地点でゼリーを取ったことで何だか怖くなってしまった。
未だにゼリーのせいかどうかわからないけど、兎に角突然このペースで残り走るのは怖いもと思ってしまった。

それからはズルズル。
ただ今回の佐倉で良かったのは、35キロ地点からあるキッカケがあって発想の転換ができたことだ。
こういうことなんだと思った。
結局単純なことなんだけど、なかなか難しい。
自分を信じられるかどうか、信じているかどうか。
それに尽尽きた。

自分を信じるのは練習の量とか質とか、そういうのもあるけど、如何に練習のときに発想の転換を繰り返せるかが問題になるんだなぁと。
体と心は繋がってるようで繋がっていない。佐倉で分かったのは、そういうことだった。
忘れていた自分を見つけることだったり、新しい自分を見つけることだったり、それがマラソンの醍醐味なのかも知れないな。

2016年2月17日水曜日

はが路フル→いわきサンシャインフルまでの練習

12/24 休養
12/25 休養
12/26 休養
12/27 休養
12/28 休養
12/29 休養
12/30 休養
12/31 休養
1/1 元旦マラソン10km 38'39"
1/2 120LSD
1/3 200×10
1/4 休養
1/5 休養
1/6 休養
1/7 休養
1/8 休養
1/9 休養
1/10 加圧
1/11 休養
1/12 トレッドミル30分/5k
1/13 10kジョグ5keasy ペース
1/14 休養
1/15 代々木公園トレイル18kBU
1/16 30k easy ペース
1/17 休養
1/18 トレッドミル30分/5k
1/19 インターバル7.5k
1/20 10kジョグ5k easy ペース
1/21 休養
1/22 休養
1/23 千葉マリンハーフ1:22'16"
1/24 休養
1/25 休養
1/26 インターバル7.5k
1/27 加圧
1/28 休養
1/29 30k easy ペース
1/30 休養
2/1 10kジョグ5keasy ペース
2/2 休養
2/3 代々木公園トレイル18k
2/4 10kジョグ5k easy ペース
2/5 休養
2/6 10kジョグ5k easy ペース
2/7 10k38'44"
2/8 休養
2/9 インターバル7.5k
2/10 加圧→代々木公園トレイル12k
2/11 10k ジョグ5kレースペース
2/12 休養
2/13 休養
2/14 いわきサンシャインフル2:57'05"

1月は190kぐらい
2月は90kぐらい
故障からだんだん戻ってきたみたい。
距離と強度どちらも減ってしまった。
意外に走ってたみたい。

2016年2月15日月曜日

2016/02いわきサンシャインマラソンを走って

今回の結果は2時間57分05秒。
今季4度目のサブ3になった。
一番嬉しかったかもしれない。
春一番の強風と終始向かい風、さらにアップダウンの多いコース。
極めつけは最後まで単独で走ってやった。
単独走、これだけはいつまでも拘りたい。

前日までは青空が綺麗だった。
週末の天気予報では雨という予報。
春一番が吹くかもしれないという予報も出てきた。
気温は週末はいきなり上がるかもしれないという。
ここで予想できるのが、突然の気温の上昇は体に負担がかかる。少なくても3日は体を慣らす必要がある。
雨に関しては殆ど気にしなくて良いだろうと予想を立てた。寒い冷たい雨より温い雨はマラソンランナーには恵みのようなものだからだ。
気になるのは風。
コース特性上アップダウンの多いコースになる。
下りもうまい具合にあるコースだけど、下りで強い向かい風のときはタイムが出ない可能性がある。
上りで向かい風なら尚更だ。
春一番がきたらタイムは出ない。
予想は週の半ばに立てていた。

当日。
予想よりも強風なのはびびった。
暴風警報が普通にでるぐらいの強さだ。
電車も普通に止まってしまう。
その中を走ると思うと誰でも弱気になってしまう。
今回のポイントはそこだ。
誰でも弱気になってしまって、タイムも出ないだろうと思ってスタートラインに立つ。
そんなのは始めから負け戦にいくようなものだ。
余計にタイムをロスしてしまう。

私の場合は更に年末年始と1ヶ月走れなかった。
故障。
最悪のキーワードだ。
ただそういうものも宝物だと思うことで、色々なことが改善された。
思ったよりも回復も早かった。
ただ2日連続走れるようになったのは前週末。
3日連続走れるようになったのは直近の火水木。
速いペースで走るのも不安という状況だった。

ただ当日のそのあまりにも強い風を感じたとき。
ワクワクしてきた。
それで思った。
2016年2月14日は今日だけ。
どんなに願っても2度訪れることは永遠にない。
このコンディションは今日だけのものなんだ。

今日を避けることもできた。
でも一年前からずっとこの日のこの場所でまた走ると誓った。
このコンディションで走るのは一年前から決まっていたんだ。
それなら今日こそベストコンディションだと思える。

向かい風で走る理由が何かしらあるんだろう。
それを求めて走ってみる。
目標を決めるとタイムが落ちると思うこともあるけど、敢えて目標を決めてみた。
50カットである。
50カットするためにはこういう脚の動きを続ける必要がある。
ケガが振り返そうと、向かい風で前に進むことが困難でもただ決めた動作を繰り返す。
別に必ず達成しないといけないわけじゃない。
すごく重要なのは、決めたことをやりつづけようと決意する気持ちだ。
どんなに落ち込んでもそれだけは守ろう。
届かないって分かっても気持ちを切らすことなくつつけよう。
それが今回のポイントだ。

それを繰り返すことが何度も出来ればいつか50カットには届くだろう。
逆にうまくいけばできるだろうとなんて思っていても達成できるわけがない。
そういう気持ちで運よく達成できたとしても、それは本当の力じゃない。
何度も何度も壁にぶち当たって、それでも諦めない。
そういうランナーもいてもいいと思う。

実際はかなりの消耗戦になった。
後半落ちたのも1年ぶり。
ずっと後半落ちるのが怖かったけど、今日でその怖さがなくなった気がする。
タイムにはでなかったけど、今回の走りはすごく良い経験になった。
これを繰り返せばレベルアップするんじゃないかなぁ。

昨年のいわきは、3時間03分。
今日は2時間57分だった。
コンディションを考えてもコースレコードということで(笑)
足りないことが存分に分かった良いレースだった。

2016年2月10日水曜日

練習メニューって思考停止なんじゃないの?からみるマラソン練習に思う。

疲労抜きジョグというのが流行った時期があった。基本はジョグで週に1日ないし2日はポイント練習にあてる。
もしくは2日ジョグで1日ポイント練習にあてる。そういう練習が絶対だと思ってた時期があった。

ポイント練習では如何に自分を追い込めるか?
それに拘ってた時期があった。
如何にも日本人らしい発想だ。
精神論、根性論的な感じ。
勤勉な性質の日本人にはとてもしっくりとくる。

ポイント練習でも基本はインターバル。1000m×7本とかになる。
もう一日はロング走にあてるパターンが多い。
というかそれしかない。

サブ3狙うなら4'15"/km で30km 走を毎週やるのが義務になってくる。
と勘違いしてしまう。

実際はもっと複雑だったりする。

ロングをやる意味は有酸素能力を上げるためにある。そのペースはレースペースではないと断言できる。

テーパリングもそうで、レース当週はレースペースで走ってたりする。

それじゃ足りないんだよね。どういうわけか。

そこで基本は何なんだろうか?
とふと考えてみた。
どんなランナーでも目標はある。
そこでフォーカスされてしまうのが、追い込み度だったり、心拍数が170以上必要だっていう所にいってしまう。
要は練習内容にフォーカスされ過ぎてしまっているってことだ。
それが1つの落とし穴になってる気がする。

だから疲労した脚でさらに疲労させるという練習に熱心に取り組み、故障してまた一からスタートということはしばしば。

練習の原点って何なんだろうか?
体をレベルアップさせることだとすると、練習で体に負荷をかけたことが身体能力のアップに繋がるのか?
そういう疑問は誰も持たない。

本来は体に負荷をかけたら、体にはダメージが蓄積される。5'30"/km のペースで30分走るだけでも、サッカーの一地試合よりも負荷が高いことは誰も知らい。

体に負荷をかけたら、それを修復して初めて身体能力はアップする。

そういうことを考えて週単位で、月単位で流れを作らないといつまでたっても同じ記録の繰り返し。

そうなるんだなぁとふと感じた。
調子が良くなればなるほど、どんどん走り込みたくなる自分がなかなか抑えられないんだよなぁ。落ち着け、落ち着け、おれ。

2016年1月31日日曜日

蜂と花の関係とダイエットについて思うこと

マラソンを始めて何年かすると記録が止まってしまう。

そこで止まったままを選択するのか、

より向上させるために身体的変化を選択するのかは自分次第なところがある。

身体的変化の中でフィジカル自体を強くする方法もあれば体重自体を減らすという選択もある。

マラソンをみると体重が少ないということは重りが少ないので有利に働くことになる。

そこで蜂の行動を考えてみると、

蜂は花の蜜を集めるとき、その花だけに集中することはない。

その花を味わうだけで、その色や香りを損なうことがないように行動する。

禅の思想もそうで、自分が疲労困憊しないために必要なだけ取りなさいと言われている。

賢明なランナーであれば、体力の許容量をよく判断して、荷物を積みすぎて疲れないようにするものなのである。

結局のところ走ることと食事の関係とは、自分の体を維持し、時には向上させる分だけ多くとり、飢えや乾きを満たすだけにしなさいということなんだろうな。

持ちすぎず持たなすぎず、そういう感覚を掴む必要があるきがする。

2016年1月30日土曜日

虎が全力を上げてネズミを捕まえることとペース配分について思うこと

冬シーズンの始まりだ。

勿論マラソンの話なんだけど、本命のレースも近づいてくるランナーも多い。

秋より冬に重きをおくランナーが多いようだ。

そこで話題になるのがペース配分。

1k何分で... とか5k 何分でいくとサブ4に達成だとかサブ3.5だとか、強者だとサブ3だとか、人によって目標ができる。

そこで思い出すのが、誰が言ったのか覚えていないけど、

『虎はねずみ一匹を捕まえるのに全力を上げる』という言葉だ。

これはどんな些細なことに対しても蔑ろにしないという意味がある。

ペース配分を考えるのも楽しいし、例えば30kまでこのペースでいって後半上げるなんて考えが一般的だと思われてしまい過ぎてるふしがある。

そもそもその日の自分のコンディションなんてわかる人は殆どいない。

後半上げると考える人の陥りやすい罠は、体ができていない可能性を忘れているのと、前半を些細なことにしすぎている傾向がある。

私もなかなかサブ3達成できないときはそうでした。

よく考えてみると楽していい局面とか油断して良い局面とか、ゆっくりしていい局面なんてないんだよね。

前半の5k も後半の5kも等しく平等で等しく最重要なんだ。

くれぐれも些細なことだからと後回しにしないで、局面局面を全て大切に。

2016年1月24日日曜日

2016千葉マリンハーフマラソン

潮の匂いがした、気がした。

海浜幕張公園駅である。

今日は千葉で開催される千葉マリンハーフマラソンに参加するためにやってきた。

二年前にも参加したことがある。

思い出すのは冷たい風と冷たい空気、すごく寒いという印象の大会だ。

暑さには強い反面、寒さには弱い。

スタート前も折角の千葉マリンスタジアムで待機できるのだからスタジアムのなかに入り、応援席で着替えれば良いのだけど、あまりの寒さにスタジアム内のトイレの前に陣取った。

こういうときはスタート前にアップでもすれば良いのか悪いのかよくわからないので、じっとしていた。

故障明けということもあり、まだまだ痛みが恐くていつも通り走れるのか不安ななかのスタート。

昨日の鍼が効いているのか、全く痛みは感じない。

慌てず少しずつビルドアップできれば良いと思いながら走っていく。

フルの入りと同じくらいで5kを通過。

なんとかなるな、という感じ。

今回のハーフマラソンは1:22'25"だった。

思ったよりも走れたけど、自己ベストとはならず。

タイムは出なかったけど、良い走りができた。

ひとつめの良い所は呼吸を試せたことだ。

ペースを上げるとき呼吸が荒くなるけど、ペースを上げつつ呼吸を楽にすることを試行錯誤した。

走りながら思い出したのは、鈴木俊隆の言葉だ。

知らない人が多いと思うけど、この人は曹洞宗の僧侶であった。もう亡くなっているけど。

スティーブ・ジョブズが敬愛した人物だ。

ただ座るということがある。

座るときには呼吸は吐くことだけを意識しろと。

吐ききるのが大事。吐ききって死んでなければ自然と吸える。

少しユーモアのある教えだけど、それを実践してみた。

ただ走る。

吐ききることに集中。

どういうわけかわからないけど、うまく吐ききれれば吸うのが楽になる。

よく考えると呼吸が苦しいのは吸うときだ。

うまく吸えなかったり、空気が残ってるところに大量の空気を流し込んだり、そういうときがすごく苦しい。

それがうまくいけばペースアップしても少しだけ苦しくなくなる。

この少しだけがマラソンでは最大の武器になる。

これを感じれたことは財産だ。

そしてもうひとつ。

千葉マリンでは、E スタートというランナーは物凄く速い。

後ろからどんどん追っていくというシステムがあるのかわからないけど、すごく速いランナーが追いかけてくる。

そのなかにウルトラ世界一の砂田さんがいた。

砂田さんに抜かれたとき、私はこう言ってしまった。

「砂田さん、速えーな!」

言ってしまって後悔した。

すぐに思い出したのが、末続選手のマインドだ。
以前、末続選手はアスリートのタマゴを教えて速く走れるようにするという番組の中でこんなことがあった。

100mスタートする前にそのアスリートは友達に自分から握手をしにいってしまったのだ。

これは自分が相手のほうが速いという認識を持っている証拠らしい。

確かボルトも言っていた。

握手をするよりも自分に集中しろ!スタートする前から敗けは決まっていたよ、と末続選手はそのアスリートに言っていた。

そのときなるほどって思ったけど、今日、砂田さんに抜かれたとき、私も負けていたんだと感じた。

相手がどんなに強くても敵わなくても勝たないといけない。

そういう世界があることを忘れていた。

砂田さんは速い。

だけど自分が負けると決まったわけじゃないじゃないか!

って思い直せた。

砂田さんにそのご1kちょっとついていけた。

その瞬間は負けてなかった。

つぎはもっと長く負けないようにすれば良いだけ。

三つ目は後半タイムを気にせず前を追うことに集中することをした。

あのランナーに追い付くぞ!

あの集団まで追い付いて抜かしてやって更に先頭にたったら、俺ってすごいな!

とか、そんなよくわからないことを必死に考えてみた。

その瞬間だけは本当に苦しくなくて楽しかった。

こういう走りを次もしていきたい。

千葉マリン会心の走りだったと思う。

2016年1月2日土曜日

元旦多摩川10k

受付は下丸子からジョグで8分程度のところにあった。

元旦ならではの青天。

遠くに小さいながらも富士山が望める。

スタートまで1時間30分ぐらいあるので、ジョグして体を温めることにした。

大会では距離に関わらず、アップはあまりしない。

少しずつ考え方も変わり、故障気味なところもあったので、ゆっくり体に馴染ませるようにジョグを始めた。

コース上をジョグしてみたら、ロードの部分が全くない。

スタートから1500m地点で折り返し、1周6k 程度、だいたい2周することで10kが終わるコースになる。

故障気味なので、シューズも分厚いジョギングシューズ。

脚の痛みを気にしながら、出来るだけ痛くならないギリギリのスピードを作り出してみる。

思ってたより、走れそうだという感覚。

砂利道がメインの10kになるので、怪我をしないで、心肺だけをなんとか追い込みたい。

そういうレースプランだった。

思ったよりも走れたけど、今回の一番良かったところは後半だ。

私の考えは、結局どの距離でも最初に抑えて入ると、結局うまくいかないということ。

どんな距離でも後半は必ずキツくなる。

それなら最初からしっかりと入ることが必要になる。

後半の走りは重要になる。

タイムを気にすると諦めてしまうことがよくある。

後半はタイムを忘れることが肝心になる。

タイムを気にせず、タイムに挑戦するにはどうするか?

それが課題になる。

ヒントは初マラソンにあった。

キツくなってから、前を追いかける気持ちを持ち続けるというのが必要になる。

だから今回は6k辺りからかなりキツくなったけど、時計を見るな!と自分に言い聞かせて、前だけ追うことに集中した。

タイムは38分39秒。

砂利道ばかりということと、故障気味ということ、シューズは分厚いジョギングシューズということを考えると上出来すぎる。

キツくなってきてから、前だけを追うことに集中すると、どうすれば少しでも速く走れるか、

筋力がなくなってきてる段階でどれだけ速く走れるようにするかを考え出してくる。

これがストレスをかけることでよりパワーアップする原理だと思う。


こういう苦しいときに考え続けることが、脳を活性化させて、経験値として残る。

科学的証拠もある。

だから10kマラソンは定期的に走らないといけないと思えた。

今回はその経験値を上げれたので、良い走りだったと思う。

因みに、故障気味なのにそのタイムはすごいとか、砂利道なのに速いって言われたけど、その分厚いジョギングシューズで10k 走ったの?と驚かれることがなかったことが不満だ(笑)